11月29日(金)の夕食後から、12月1日(日)の夜まで入院以来初めての外泊ができる事になった。また、先生から年末には厳しいだろうが、年明け1月には退院できるかも、という嬉しい見込みも聞けた。おおー!!ついに来たか。もちろん嬉しい。でも何だかあせる。本人も家族もみんなそわそわだ。

 待ちに待った外泊(美樹の実家に)。しかし、気を付けなければならない事もたくさん有る。
                     外泊中の実家にて
 現在美樹は、ステロイドや免疫抑制剤を飲んでいる体だ。重症筋無力症は、本来は体の中に在ってはならない悪い抗体(免疫)による病気なので、現在この免疫を抑える治療をしているのだが、それは悪い免疫だけでなく、同時に良い免疫も抑えてしまう事になり、体の抵抗力が弱まっているのだ。簡単に言えば、カゼを引きやすいって事。

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 着る物と、マスクで防御し、なるべく外気に触れないようにする事で乗り切った。

外泊中の実家にて また、他に気を付けなければならないのは、食べ過ぎない事。ステロイドという薬には、骨粗しょう症や糖尿病などを併発する可能性が高いという、恐い副作用が有るが(この辺には細心の注意を払っている)、その他にも顔が丸く膨らむムーンフェイス、そして食欲が異常に増進するというやっかいな副作用も有る。

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 案の定失敗。いや、実は病室でもあれやこれや食べていたが。ついでに言えば、別に薬のせいでは無いような気もするが・・・

 楽しみにしていた外泊。本人の日記より
11/30(土)、12/1(日)

拓馬も夜中ぐずらず、いい子にしててくれたからぐっすり眠れ、お薬もきちんと飲めた。一日4〜5回ミルクを作ってあげた。離乳食も昼と夜食べさせた。何でも食べてくれるのでほんとに手こずらなくてすむネ。一日中みててもやっぱりかわいいから飽きないし、疲れない。けど、拓馬が昼寝した時は、一緒に寝た方がいいだろうと思う。今回は嬉しくてあまり寝たくなかったけど、退院後は毎日のことだからネ。ちょっと昼寝した方が、目が疲れたりしないし、体も動かしやすくなる。(外泊中に)特に動かしにくい動作はなかったし、ろれつが回りにくくなることもなかった。半年ぶりの実家はほんとにあったかくて楽しくて、病院に戻りたくなくなった。けど、家は逃げないしネ。あと1カ月ちょっとのしんぼうだ!!カニ食べたりおすし食べたりケーキ食べたりしたから、明日からは少しリハビリに精を出さないと、また先生に怒られちゃう。次の外泊の日まで待ち遠しいよ〜

 初めての外泊は、とりあえず無事に終わった。


 12月3日、美樹は病室で誕生日を迎えた。この時期になると、今まで苦労した日常動作もずいぶんスムーズにできるようになっており、退院の見込みも出たことで、なかなか快適な入院生活を送れるようになっていた。テレビやDVDを見たり、友達に手紙を書いたり、拓馬のセーターやマントを編んだり。また、リハビリにも積極的で、リハビリセンター以外でも、ベッドでできる運動のメニューを自分で組んで頑張っている。

 ここまで来ると、待ち遠しいのは退院の日だ!

でへへ〜♪ 12月半ば、2回目の外泊。現在残っている症状は、目の疲れと、長く喋っていると疲れる口周り。どちらもほんのわずかだ。それ以外はほぼ問題無し。あ、食べたい病は相変わらず。外泊から帰った週の、部長先生の回診の時、年内に退院の予定で行こうか、という嬉しい話になった。

 やっと、ゴールがはっきり見えた。

 12月21日〜23日、最後の外泊も無事終了。そして12月28日。晴れて退院となった。最初の病院に入院してから、ちょうど7カ月が経っていた。

お世話になったみなさん

2003.9 NIKKI



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